necokyuu29 保護猫さんと+公園猫さん…

保護部屋で 治療を頑張ってくれている仔達…
公園猫さんたちの ご飯まわりを…

ねこきゅう もっと!!目を背けず 向き合う…

昨日のように毎日が過ぎている訳でもなく、ただ ツライお話から目をそむけていたのです。
今から3ヶ月前の話になります。
▲最後まで 明るい話しではありません。重い話しです。
きついなぁ~と 思われる方は 今日と明日は とばしてください。すみません…


保護した仔猫さんです。名前は畑中さんです。
民家のない 畑とビニールハウスしかない所に棄てられたいました。
ねこきゅうのところに 連絡が入りました。
慌てて 保護に向かいました。 そこには 畑を営まれている方数名 その近くを ワンちゃんのお散歩をしている方。
聞き込みしました。
3日前に棄てられた事。ビニールハウスに入ろうとして叱られていた事。溝にハマリ 鳴いていた事。今日は鳴かなくなっていた事。


最悪な状況です。
見つかりません。鳴き声がないので 難しいです。美味しいご飯を出しても来ません。
少し人が増えました。
一時退避…
農業をされている方が 帰ったころ再度 捜索に


居ました!!田んぼから田んぼへ水を流す 土の溝の中に…
一人での捕獲。捕獲器はありません
美味しいご飯で誘い出す作戦です。何も食べていないはず…
出てきました。弱っています。でも 逃げます…動物の本能です。
体力がないので 捕まってくれました。


とりあえず 保護部屋へ


初期処置をしてあげたくても…


病院で貰ってある お薬で様子をみます。が そんな場合ではないようです。


病院へ
3日間の炎天下 仔猫には命にかかわる出来事です。
点滴 抗生物質の注射  様子を診るように


暫らく元気にはなりました。 もちろん 本来の仔猫とは比べものにならないくらい悪いのですが、保護したときよりは 少し良くなったかなぁ…とゆう程度です。


1日後 いつもの病院は休診日
でも 時間に猶予はない
走りました。めちゃくちゃ混んでる病院です。駐車場から病院へ電話しました。
受付の方が すぐに 車に来てくださいました。
受付の方『すぐに処置に入ります。』
ねこきゅう『順番抜かしですけど…』
受付の方『急患さん対応です。お母さんは、受付でお待ちください。』
ねこきゅう『…はい』


受付で待ちました。 順番待ちされていた方達に 励まされていました。
呼ばれました。病院一番奥手術室の手前の 緊急処置室のような感じの所です。
めちゃくちゃ暑いのに 畑中さんは 湯たんぽをいれてもらい ドライヤーの温かい風をかけてもらっています。先生達は 汗だくです。
低体温になっているので 今体温をあげて 静脈からの24時間点滴をいれていこうと思っています。との説明です。
昨日まで 元気になりつつあった畑中さんです。
お恥ずかしい話し 支払いが出来るかどうかも解らないですが、入院を選びました。
連れて帰ってから後悔するなら なんとかなる 入院させてもらおう
だって 畑中さんの目はあきらめてなかったから。


遅くなったけど 公園猫さんの元へ 真っ暗です。でも休めない。畑中さんは先生が診て下さっている。じっとしてても なにも変わらなければ ねこきゅうを待ってる 公園猫さんの所へ


ご飯が終わり 具合の悪い 母の元へ車を走らせていました。


病院からの電話 夜11時20分
心配停止状態で今 延命処置をおこなっています。今から来られますか…?


ねこきゅう『はい!すぐに引き返しますが 25分位かかります。いいですか…?』


病院『蘇生しておくので、安全運転でお願いしますねっ』


ねこきゅう『いいえ。蘇生は望みません。畑中さんが負担のないようにおねがいします。』


病院『わかりました。』


ハンズフリーで話しながら 車は走り続けていました。


病院近くに住む友人に電話して 病院へ駆けつけてもらいました。


結局 ねこきゅうの方が早く着いたのですが…


病院のインターフォンを鳴らす前に受付の方が深夜にも関わらず 出てきてくださいました。
すぐに 畑中さんの元へ


沢山の先生方・看護士さん・受付の方に 畑中さんは見守られて 虹の橋を渡っていったみたいです。


先生が『お外でお待ち下さい。綺麗にさせていただきますねっ』との言葉
ねこきゅうは、 『私にもさせていただく事はないでしょうか…?』
先生が『それじゃ一緒にしていただけますか…今までそんな風に言われた方がいらっしゃらないので…そうですよねぇ~してあげたいですよねぇ~』と 言っていただきました。
今考えると 迷惑かけたかも…です。


お顔を綺麗にして お耳も綺麗にして お爪もきってくれました ブラッシングをして 可愛い首輪をしていただきました。

畑中さんにお似合いの首輪ではないでしょうか…


綺麗にしていただき 7~8名のスタッフの皆さんにお見送りしてもらた畑中さん


出発の日には お花でいっぱいで



後日 病院から お手紙が届きました…


畑中さんの死因は 明確な答えはでませんでした
3日間の炎天下 食べ物がなく 虫などを食べて お腹に異常なほどの虫が発生し 体力のない 畑中さんは、命を…


ねこきゅうにもっと早く 保護の連絡が入っていたら…
ねこきゅうにもっと 治療してあげられるだけの資金があれば…
ねこきゅうにもっと…もっと…もっと…


畑中さん 最後逢えなくて ごめんなさい



※今日も、目を通していただき ありがとうごさいました。
いろいろ背負ってる ねこきゅう


この仔猫物語には まだ 続きがあるんです。